夢か現か

スレッドの方に載せようかと思ったものの、どうもぴんと来なかったのでこっちにこっそり。
リプレイは……プレイングをまとめるのって難しそうだもの(載せなかった一番の理由)
某銀の雨なPBWを元にしたエロパロになっています。閲覧注意


「んん、んっ…」
ここは銀誓館学園直轄の大病院。普通の怪我より重篤な怪我の治療や、石化などの治療専用の設備がもうけられており、同時に医師を志望する卒業生の受け皿にもなっている。
その為、ここに運び込まれる者らの存在は全医師がある程度認知しており、じこに運ばれたという者も少なくない。
そんな病院の個室、面会謝絶となっている場所で大きなかまくら…もといペルセフォネ・エルフィンストーンは頭までしっかりかぶるようにその体をもぞもぞ動かしながら唸りをあげていた。
「う、うー…うあっ、だめ、そこはだめですわ……」
まるで淫夢でも見ているかのような、浮ついた、熱のある寝言は布団を持ってしても隠しきれず、付き添いであった紫崎・芽衣香は不安そうに見つめるだけであった。
コンコンコン
「…今向かいますわご主人様、あっ」
その言葉を無視するように入ってきたのは他でもない能力者たちであった。
しばらくの間休校状態だったペルセフォネとの再会を待ち望んでる者もいれば、不安げな顔をする者と様々。
白いナースメイド姿な芽衣香の顔もやや暗いが、そろった事でやや表情も明るくなる。
「ご足労ありがとうございました、ご主人様。
今回はここに眠っているお嬢様…ペルセフォネ様を助けてもらいたくお呼びいたしました」
そういい、ベッドに近き、ペルセフォネを覆う大きな掛け布団に手をかける芽衣香。
「…聖杯戦争以降、ナイトメアビーストの活動が積極的になっているのは存知の通りで…これもそれに含まれるかは はっきりとは解りません。ですが、見てあまり驚きになりませんよう…」
「うふあぁぁ!」
突然の嬌声に驚く一同。
「これもしばらく続いてましたので…では改めて失礼いたします」
ゆっくり布団をめくる芽衣香。
びょいんと、まず飛び出てきたのは耳であった。
人間のではない、兎の、あのピンと立ってるのにふわふわで長く、ピンク色をしたあの大きな耳だ。
思わず腰を抜かし、突っ込みを入れられる者がいる中、さらにめくっていく布団。
「んんん…」
顔つきもどことなく高飛車な感じから妖艶な印象に変わっているのか、思わずストップをかける者すら現れる。
その声も相まって男性能力者共の性欲はさらに加速した。
「・・・ご主人様方が収まりになるまで、お止めいたしましょうか?」
それを続けさせる能力者。彼女の胸がどういうのか解っている身の上もあるのだろう。
しかし、めくった瞬間その様な残念バストの真逆をいく巨乳が彼らの視界に移り、思わずもんどりうつ者。鼻血をこらえるものを続出させた。
「…申し訳ありません、少し休憩を入れましょう」
しばしの休憩後、改めて掛け布団を全部めくったことで、その卑猥さ、もとい異質さが明らかとなった。
頭からはピンク色の大きなうさみみ、手足はまるでつくりもののようなピンクの体毛と肉球が生え、獣人のような風貌。
とりわけ足は残念貧相としていた依然とはうってかわって太股はむっちりとし、足は鞭のようにしなやか。
さらに胸。その大きさはあれだけ豊胸についてお熱であった自身が気づけば嫉妬するぐらいにまでに膨れ上がっており、両手でつかんでも余りそうなぐらい、軽くDは越えているのにしっかり均衡を保った美しき二つの山がそこにあった。
「…この症状が起こりだしたのが、彼女が寝はじめてしばらくしてからです。ですので今回はこのティンカーベルの粉でペルセフォネ様の夢の中へ…ご主人様?」
ハッとするご主人、もとい能力者たち。
あまりに変貌したペルセフォネと以前の姿が合致しないのか、それとも単に妖艶で淫びな体つきに目を奪われたか…
「残念ながら、今回の運命予報はあなた達がここにきて、彼女と同じ姿をした者達と戦い…その、淫らなことが行われる地点で終わっています。
夢の中でも現実と同じく、怪我もすれば死ぬおそれもあります。お気をつけを」
そういわれ、渡される黄金の粉。よく見ると芽衣香の顔はその時を思い出してか火が吹き出んばかりに真っ赤だ。
この半獣状態のペルセフォネもそれはそれで非常にそそられるが、あまりに変わりすぎたその容姿を思うと、貧乳で胸に嫉妬する彼女がまた懐かしくも思える。
それにこの姿が定着してしまえば、どんな弊害がでるかも解らない。
胸は残念だが、このような姿に変えた元凶を叩かねばなるまい。
「では、行ってらっしゃいませ。ご主人様」
恭しく一礼し、芽衣香はペルセフォネの夢へと旅立つ君達を送るのであった……

コメント

タイトルとURLをコピーしました