今年最後の更新です。
しろくろにっきをなんとか完結させ、月1の更新はなんとかできたかなといったところですが、来年はもっといろいろ書いていきたいなぁ。絵も書きたいし、いろいろあってすごく悩ましいです。
いろいろ迷惑をかけるかもしれませんが、よろしくお願いします。
さて、メディナさんのお言葉です。よく聞こう。
(元は誰かが居たであろう広いマンションの一室、メディナがもぐもぐと串に刺された何かをかじりつつ椅子にふんぞり返っている)
やぁ雑種の皆さん、メディナですの。
今回も去年のようにおせち作って作ろうと思った?残念、もうやりませんの。
というか、メディナは今年はコンビニのおせちを頼みましたの。ぶっちゃけこっちの方が手間がかからなくて美味しいですの。
能のない人間のくせして中々やりやがりますの。たまにはほめて上げますの。
……え、これ?タコの串焼きですの。
毎年毎年やられているという『澄美』とかいうタコの怪物をモリで仕留めようとしたら、先にミンチみたいなことになってましたの。
まったく堪え性のない怪物ですの。でも粉々になった体の一部を拝借して、焼いて砂糖を混ぜた醤油で煮付けてみましたの。
まぁ意外と美味しいもんですの、おせちなんてクソ不味いもの食べてないでこういうの食ったらいいですのに。
……他にまだないかって? もう無いに決まってますの。
それとも――この装置にぶち込まれたいですの?
(メディナの背景からゆっくりと出てきたのは、巨大な自動もち作りマシーン、その真上に黒い翼が生えた人が吊るされ「やめーや! 離しぃ!」と叫んでいる!)
この巫女っぽい何かはメディナを打ち倒そうと目論んでいた『美影』とかいう愚か者ですの。口うるさいあんたの代わりに今から落としますの。
え?やめてくれ?じゃぁやめますの――あ、スイッチ押しちゃいましたの、てへっ♪
(黒い羽の生えた巫女少女――美影のロープが切られ、ご丁寧に重力魔法込みでマシーンの中に叩き込まれる。同時にマシーンの蓋が閉まり、高圧の蒸気が美影を蒸しあげ始めた)
今頃中ではドロドロになっていって、しばらくすれば程よくこねやすくなりますの。
徹底的に捏ね上げればもちもちふっくら魔力たっぷりの美影餅の完成ですの。
メディナだけではお餅を食いきれないので、新年来た奴らと一緒に食わせますの。
ありがたくいただけ。残すと同罪ですの、おわかりですの?
という訳で、来年もよろしくお願いしますの。
更新頻度が少ない時は遠慮なくひっぱたいてやると書きますの。
(地鳴りのような轟音に混じり、少女の悲鳴とも嬌声ともつかぬ壮絶な断末魔が響く。それすらもメディナは楽しみつつ、また一口タコの甘辛煮をかじった)
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